10月の民俗例会の報告

2022/10/02


 10月1日(土)、秋晴れの空の下、10月の民俗例会が開催された。多田井幸視信濃史学会理事と公益財団法人八十二文化財団の早見千津子の入念な計画と事前下見・交渉によって充実した巡検となった。信濃史学会と長野県民俗の会、八十二文化財団友の会会員、一般参加者が参加した。参加者42名。

 今回は本棟造り民家3箇所をめぐる巡検であった。
 多田井理事の説明
「松本平・安曇平を中心に、県の中信から南信にかけて分布する本棟造り民家は、国内でもこの地域だけに分布する切妻妻入りの特色ある民家です。母屋の柱、壁、屋根材料の全てに木材が使われ、一般に見られる茅茸寄棟造りの民家とは造りが違います。」

 8時30分に事業委員が松本市内田の馬場家住宅に着いた。9時25分、八十二文化財団の友の会会員ほかがバスで到着、合流。
 9時35分、八十二文化財団の岩渕元英常務理事、信濃史学会の後藤芳孝会長の挨拶に続き、3人の方からの報告があった。
 前馬場家住宅館長窪田雅之氏から「馬場家住宅の保存活動」と題して、馬場家の保存の原点は市民活動にあったことの報告があった。信濃史学会理事の多田井氏から「松本平の本棟造り民家について」と題して、本棟づくりの特徴が詳しく語られた。馬場家住宅の宮下慶祐学芸員から「馬場家住宅の見学」と題して、馬場家の歴史について報告があった。
 報告の後、3グループに分かれての見学会となった。窪田氏から馬場家の前に広がる景観と、祝殿についての説明、多田井氏から馬場家住宅の各部屋の特徴、宮下氏から馬場家が所有する非公開部分の隠居屋、茶室の説明があった。
 昼食後、塩尻市堀ノ内の 堀内家住宅に移動し見学。多田井理事の説明後、堀内健氏の奥様から家屋の説明を受ける。内部に上がらせていただいた。
 つついて 上伊那郡辰野町小野宿に移動。
 小野家住宅(問屋)と小澤家住宅(油や)に分かれて見学をした。小野宿の見学には辰野町教育委員会の協力を得た。
 15時30分解散。

 (写真は馬場家住宅の文書蔵外観)

10月の民俗例会の報告

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